世界ゲーム界の喪失
11日に、任天堂の岩田聡社長が亡くなっていたというニュースが飛び込んできました。
炎天下の外回りでくたくたの帰り道でなんとなく開いた日経電子版アプリのトップ。思考と動きが5秒くらい、ほんとに止まってなにも考えられなくなった。
昨日、ちょうどFEifの社長が訊くを読んでいて、お痩せになったなとは思っていたけども。具合が悪いというのは、かねてよりずっとそうでしたけど。
でも、スティーブ・ジョブズのとき同様、全く準備できてなくて、突然だった。
心よりご冥福をお祈りいたします。
岩田さんの逝去に伴い出てきた記事をまとめてみました。
実は一度だけ会社説明会でお目にかかったことがあります。今思い返せばほんとうに貴重な場でした。その人柄に惹きつけられたし、なにより、岩田さんが導いてくれるなら、その方向は正しいんだという信頼もありました。
記事にも書いてありますけど、プログラマーが社長って、本当に珍しいと思う。
作り手だからこそ、ゲーマーのためではないゲームを産んだのだと思います。この人がいなければ、WiiとDSが作り出した時代はなかった。WiiUの失敗をしょったその時代も、かもしれませんけど。
社長が訊くで引き出されるゲームのよさ、作り手の人柄、あれが本当に好きだった。インタビューをやってたわたしにとって、ああいう対談は純然たる憧れの的で。ゲーム会社の社長、というよりは作り手の先輩、というような、ある意味気さくな雰囲気があの場のすべてを作っていたのかも。
あとは竹田さんという方と、ご存じ宮本茂さんが代表取締役を務めるそうですね。
DeNAとかとの提携が決まっていて、任天堂は新たな船出を迎えているところ。
岩田さんが肩の荷を下ろせるよう、任天堂の明るい未来を、ゲーム業界の繁栄をつくりだす力場になるとよいですね。