ファイナルファンタジー別れの物語展に行ってきた! 最新技術の演出で泣かせにくるの会
六本木ヒルズ勤務のいいこと。お昼休みに森美術館の展示を見に行ける!
いや、今まで見にきたことなんて一度もなかったですけども。
せっかく近くでやってるんだしなーということで、行ってきました。
綺麗に昼休みの1時間に納めて行ってきた自分を褒めたい。
FFと言えばチョコボ。FF7とか10とか15でしか実際わたしは接点なかったのですが、ポケモンでいうピカチュウ的な存在ですよね。
あ、よく見るとモーグリもいる…。
FF、ファイナルファンタジーはわたしにとって、FF10、正確にいうと10-2との出会いが最初。友達がハマってて、当時任天堂派でゼルダとかファイアーエムブレムとかポケモンとかスマブラとかしかやってなかったわたしには結構な驚きだったな。FF10はティーダとユウナのラブの物語だったことがあって、結構こっぱずかしい作品だったなという思い出。まあ、当時小学生ですからね。
10-2、10、12、7、15というちょっと変則な順番でプレイしたわたくしです。ヘビーユーザーではないけど、10とか7は良い作品だったなあと思っています。
さて、チケットを引き換えて早速入場。
最初はディズニーランドのようなアトラクションからスタート。
スマホとヘッドホンを渡され、それを装着して次ノ間へ。
飛空挺の上に乗っているようなシーンが映し出され、ここでみんなでバハムートと戦う、というところからスタート。
参加者に炎、氷、雷の属性が割り振られ、対応する魔導砲を打つときに手元の端末をタップしまくってエネルギーをため、バハムートに攻撃を喰らわせていくのです。
すごーく見えにくいですがこんな感じ。連打連打!
こういう細かいゲーミフィケーションとか、飛空挺の上でバハムートを倒すというFFらしい演出に、ファンならグッとくること間違いなしです。
それが終わったら、今度は展示室。
FF1から順に、シリーズの説明をパネルと、立ち位置に合わせて受信する音声ガイドから受けられます。
人が多いと電波を拾いにくいことはあるものの、マップに対応した場所に行けば、そのシリーズの説明が名曲とともに聞くことができるという、なんとも最新式な仕様。
今時のスマホはいろんなことに応用が効きすぎて、めっちゃすごいと思うわ…。
展示室ではやはり、FF7のパネルは人気ですね。個人的に見た感じだと、5、7、8、10は常に人がいた印象。
ナレーションが、エアリスと別れる衝撃、プレイヤーの誰も予想できなかった…と言っていて、それはそうよね…と思う。
この展示会の際のインタビューで、開発の人がエアリスの死ってそんな衝撃だと思わなかった、的なことを言っていて、おおおおお…と思った記憶があります。
突然すぎて、これは苦しかったなあ…。
FF12の展示。FF10以降、何かとオープニングの時点で結婚とか、そういうネタを含んでいることが多いFF。というか、ほぼそうか。FF13も婚約者がいるみたいな話だし、FF15はそもそも自分の結婚式のために旅立つのだから。
結婚式とかそういうイベントは、映像的にもすごく綺麗に見えるから…という理由かな。リアルで高精細な映像になっていくほど、愛とか恋のような人間的な感情が映えるというのもあるでしょうねえ。
FF13の展示。プレイしたことはないけど、戦闘曲の閃光という曲はかっこよくて大好きです。この場でも流れていました。
アクションゲームもうちょっと上手だったら、FF13のようなシステムも使いこなせるのかもしれないですねえ。
FF10は、映像はFF10HDリマスターの主線くっきり系の映像で登場。
ジェクトとの別れがいきなり映し出されている…発売から時間は立っていますが、究極のネタバレ笑。
ティーダとユウナの思い出の場所、とされている部屋。マカラーニャの泉を思い出す青い室内に、サイネージに映し出されるティーダとユウナ。立ち位置によって二人の違うセリフが別々に聞こえてくる空間。いやー技術の粋ですね。
最後かもしれないだろ? だから全部話しておきたいんだ…。
思い出すなあ…。
奥に向かっては、最新作FF15の展示。コンセプトアート、設定画のような細かいものから、オフィシャルアートまでかなりの充実ぶりです。
ノクティスとルナフレーナのコンセプトアート。
来場の人は結構近くで取っている人が多かったので真似して撮ってみた。
HPに使われている立ち絵の他、設定画のようなものも。
キャラクターやゲームはそこそこ作り込まれていて緻密なゲームだったのに、ストーリーが残念だったというのに尽きるぶん、彼らの人生が勿体無いような気がして、なんとも言えません。
この4人が平和にキャンプしたり冒険してるのが本当に一番好きだったよなー。
非業の展開が辛すぎる。
召喚獣の模型? 的なもの。
わたしが召喚すると、地形の問題でだいたいラムウで、次点タイタンだったんですよね…。
他の召喚獣ももっと呼んであげたかった。
ワールドマップの考え方。
もっと広い世界を…生きさせてください!
おや?と思った展示。そして一番好きだった展示。
ノクティス陛下とルナフレーナ様の結婚式が行われています、とな。
薄暗い展示室の中には、EDで目を閉じて寄り添うノクティスとルナフレーナ、脇を固めるのは10年後の姿をした3人の仲間と亡き父王。
実は絵が順繰りで動いて喋り出すのです。
部屋の真ん中に立っていると、声が聞こえてくる。
ノクティスおめでとう、こっちのことは俺たちに任せて倖せに、とか、
苦労かけてすまなかった、胸を張って生きた証だな、とか、
あのエンディングに声をかけてくれているようなそんな気持ちになるのです。
実際、声の掛け方としては亡くなった人にかけるような声の掛け方なわけですが、それ特有の美しさがあり、物悲しさがあり。
ストーリーとして全体はひどかったけれども、仲間同士の切ない別れは全く違った意味合いに見えますね。
さらに進むと、オンラインゲーム2作品の展示が。ここはスルーっと進んでいく人が結構多かった気がする…笑!
天野さんの絵。日本画っぽい雰囲気。
一番最後の展示室は、誕生を待つFF7リメイク。エアリスの花畑をイメージした展示のほか、最新のコンセプトアートのようなものも手前側にあり、それは撮影NGでした。
なんだかんだ言って、これは発売されたらやっちゃうやつだな。
時のオカリナHDのように感動させてください、期待しています!
一つの展示を全部細かく見てなかったのもありますが、ここで終了。短いように感じたけど、それもまたよしかなと。
最後は、入場前に入れたアンケートの結果に応じてか、自分の名前とおそらくプレイ作品?に応じた写真が5秒だけ表示されます。
5秒くらいだからほんと早く撮ってね! と言われていたけどほんとそうでした。取り直す時間もなかった笑。
ティーダとユウナのツーショットでした。
ワイングラスのアートがその後に展示されていました。これは忘らるる都のエアリスを水葬するシーンですね。
おまけ。
別れの物語展ラングドシャなるものがあったのですが…
表面にセリフ的なのが書かれていて、なかなかネタネタしいクッキーになっていましたとさ。
行こうかどうか迷ってましたけど、行ってよかった! FFの美しさは他のどのゲームとも違う唯一性ですね。テイルズのイベントにいくのとかとは全然違った印象笑。
全シリーズやってる訳でもないですが、お願いだから綺麗なだけのゲームではいないで欲しいというのが今後の願いです。