キビラの接客、感想最新版。2015年5月
Kiberaについて、久しぶりにまた書いてみようかな。
今日、銀座コアにあるみせに店にちょうど行ってきて、同行した友人が受けてた接客を見てみまして思ったことね。
あ、上記は初来店の時に作ったオーダーシューズです。23のS。こうしてみるとずいぶんぼろぼろだなあ…。ちゃんと履いた感がありありですね笑。
昨日靴箱の整理をしたときに、とうとう捨てましたけど。
キビラの接客について、まあどう思ったのか。結論だけ先に言っとくと、うーんあんまり変わらんなー笑 と思ったという。
同行友人は、23.5で、甲高。わたしと結構足型が近くて、悩みは大体一緒な方。
銀座靴めぐりということで、かねまつ行ったり銀座三越行ったりしてきてからのキビラ。
ひとまず採寸はおいといて、テストシューズを何個か履いてみようかという流れになり、友人は23.5のテストシューズをMから試着。Mは甲の部分が当たってしまい、どうにも痛い! と友人。
ただ、店員さん、「サイズはこれでぴったりと思います」と…。
今はきつくても、クッションが厚いので、なじんで沈んでくるとぴったりです、という説明。革もやわらかくなりますし…とのこと。
友人、そうなんですかといいつつとても不安そう。その状態で3歩も歩けないとのこと。なじませるどころじゃないですよね。
その場は考えます―と流して立ち去る。
店を後にした後も、あの案内は正しいのかな…?ととっても神妙な感じで尋ねられました。
…不安にさせてごめんなさいとしか言えませんでした。
さほど失礼な感じにはならなかったけど、足の指丸まっちゃってますねえという、おどしめいたやり取りもまたあった。
確かに道理はわかるんですよね。クッション厚い靴は、普通の靴と勝手が違う。
実際いつも愛用のかねまつから出たKfitシリーズ、すごく分厚いクッションのやつなんですけど、いつものとは全然違いました。ノーマルな靴より断然きついし、正直履くのを敬遠するほど。
キビラのものに限らず、クッション靴は本当に人を選ぶみたいです。かねまつの人すら、これはすごく履きやすいと言いながらも、好みが分かれる靴だと説明して前面にガンガン売り出してはいなかったほど。確かにクッション性のあるものはずっと好まれているわけで、それだったらみんなみっちりクッション仕込めばいいじゃんというわけなのに誰もそうしてない。それは履ける人があまりにも狭まってしまうからなんでしょう。暗黙のルールのようなものですね。
そして話は戻りますが、店員さんが言った沈み込むのを待て、というところまではわかる。それは一種の性質なんだと思う。
た・だ、他のものよりクッションが分厚い、つまり内側の空洞の面積が狭い、ということは、足の幅とか甲がある人に対しては、もうちょっと配慮が必要なんじゃないかなあ、と思ったわけです。
キビラで使ってる計測器は、ストッキングのゆるみすら拾う超高精細。ぴたぴたのヌードサイズを出して、それを中が狭い、分厚いクッションの靴に合わせたら、そりゃ具合が悪いと思う。もちろんメーカー側ではそのへん計算してると思いますけど、それでもね。
更にあげあしとるようですが、なじみますよ! っていうのは、キビラの靴にはあり得ないと思うんですよねえ。なぜならキビラの靴はほとんどエナメルだから。つるつるてかてかカピカピなわけです。なじまなくはないかもしれないけど、誤差の範囲くらいですよ。普通のスムース革とは全然違う。
色々この場で書いてきましたが、実際たくさん売ってる実績がある中で、わたしも友人も甲高で、キビラのターゲットに合ってないだけだよと言われるならうん、それまでですけども。
ただ、是非商品の性質についてよく知ってくださいと感じさせられました。靴は身に着けるもので、唯一傷つけられるかもしれないアイテムであること。それを売るということがどういうことなのか、ということですよ。