黄昏のストールは正方形
イタリアものの良さ。最近うっすらとわかるようになってきました。
お友達が働いてるイタリア製品を扱ってるセレクトショップで買ったストール。
朝焼けのような、夕暮れのような、不思議な色をしています。草原の風みたーい、とか思って5秒で買うのを決めたほど。
具体的な色名で言うと、グレージュ、オリーブ、カーキが混在してグラデーションしているイメージ。ネイチャー! って感じ。
今日はピンクの麻シャツ+白パンに合わせてみました。靴もベージュだったのでスモーキー。誰にも何にも言われなかったんだけど色数多すぎなかったか心配です。
何よりも一目ぼれした理由は、巻くだけでかっこいいいい! ってなるところ。
このストール、ほどよくお行儀が悪いんですよね。
今までは長方形のストールを使い、首にきっちり巻いていました。マフラー感覚です。ふつうに巻いたらやっぱりふつうにしかならないので、色や柄で遊んでいました。
しかし、これは同じようにただ一重に巻いても表情が出る。色だけじゃなくて、正方形の形、しっかり入ったフリンジがそれを醸し出しているんですね。
なので、今までできなかったアフガン巻きもできています。今日はそれです。
うーん、正方形ストールの味にはまりそう。長方形はシンプルな分アレンジしやすいけど、逆にいうとテクニックがないと垢抜けたおしゃれにしづらいということ。正方形なら、スキルなしでも適当に巻くだけでおしゃれな人に。
同じイタリアのモダールストールではファリエロサルティが大変有名ですが、それがいい理由も同じようなところなのかなあ、と思いました。
今までストールと言うと、コットン100%とかウール100%とかカシミア100%とか、とにかく天然100にこだわってきたけど、別にそうもしなくていいかなーとか思った一品。
素材はモダールという繊維で、レーヨンと表記されることも。
かすかにしっとりとぬめりがあり、でもさらっとしているという不思議な素材。
ちょっと調べてみたら、天然由来の素材からできた繊維だそうです。
植物性のセルロース繊維で、竹とか草から作るらしいです。
厳密にはレーヨンとはちがう? テンセルやリヨセルに近い指定外繊維のようなものなのかな。
天然素材スキーのわたしとしては、カタカナが入ると、吸湿性が悪いのだろうかとか保温性がよくないのだろうかとかいろいろ考えてしまうのですが、由来を知ると全然心配無用ですね。
肌に最も近いTシャツやカットソーに採用されていることからしても、洗いやすく、肌触りを良くしてくれるイメージがありますね。レーヨンとか書かれると、うげっとなってしまいますが…。