服オタIT系OL・よねぴーの守美範囲

埼玉出身・ハワイ州ホノルル在住。コスメ・ファッションオタクを経て、海外旅行オタクになり、ついに海外移住。多趣味な91年生まれ女子の日常。

【SPEC】
身長156㎝、服は基本上下Sサイズ(7号)、靴は23㎝
住んでいるハワイのことのほか、以前にした海外旅行ブログを遅筆連載中






雑誌大好きなんですけど、やっぱり雑誌オワコンだと思った。

皆さんが知っての通り、わたしは雑誌大好きです。

そんなわたしも働き始めて2年経ち、いよいよ雑誌との関わりが薄れてき始めましたぜ。

いやファッションに関わる仕事してるんですけどね、それでも、厭な言い方するとオワコン感あるなって、ふと思って。

 

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Dマガジンで、今日発売のアネキャンをパラ見。雑誌の定期購読を止めたんですが、不思議なほどあまり困ってなくて。最終的に落ち着かなくて元通り5冊のラインナップは買うんですが、それも慌ててやっと…て感じで。前ほどワクワクしないし依存も中毒もないなって。

個人的に光文社、集英社、小学館の女性誌は、数ある中でもコンテンツの精度高い御三家出版社だと思ってます。

読者に寄り添う感じあるし、親しみがあるし。ライフスタイル提案がしっかりしてて、発信力高い。読者調査、読モの抱え方がすごく上手で、イキイキして見える、比較的インスタなんかのリアルやなうに近しいです。

そして読んで欲しい読者の層を明確にしてる。

ヴェリィっぽい、バイラっぽい、アネキャンっぽい、ぱら見でもしたことある人なら、大体どんな感じか、並べられたら指はさせるんじゃなかろうか。

その証拠に、ここに出した出版社名義の女性誌は、直近…4.5年では一冊も潰れてないです。

あえて女性誌と言ったのは、光文社のゲイナーは最近潰れたから…笑。

アパレル店員時代に勉強のために読みましたが、その時から薄いし、紙はまあ粗悪だし、誰狙ってるのかわからんし。ファッションはともかく、はてなが浮く雑誌ではありました。ゲーテっぽくしたかったのかシフトチェンジしましたけど、まあ、無茶な話でした。先は長くない感じはしてましたよ。

…とまあそういうのは置いておいて、要するにこの3社は、少なくとも女性誌作りにおいてはしっかりしてます。

でもね、そんないいもの作ってる会社がやっても、雑誌の衰亡止められない。

何かって、雑誌はオフライン。最新でない。パーソナライズされない。

名古屋住まいのわたしはアネキャンを読んでいて、有楽町マルイで買おう! 銀座にはこんなオシャレスポットが! とか書いてあって、逆に物欲萎えましたね。

いやわたしは名古屋なんで名古屋の買い物スポット教えてくださいよ、いいお店のこと教えてくださいよって。

首都圏に憧れてる人はいい。いや、いっそ首都圏民しか狙ってないなら、それでいい。それなら全国に向かって売らないでほしいけど。

思い出したように関西圏の人だけちょろちょろ取り上げられてもなーと。リアリティに欠けるし、そんならその人のインスタ見た方が早いわ。

でもこのビジネスではしょうがない。雑誌はパーソナライズとかしてたら成り立たない。形態としてはモノ売りなんですからね。同じ型のものを大量生産するのがいちばんコストやすい。いや収入の大元は広告だけど、一回置いといて。

ただ一方で、オンラインという、常に更新されて、より身近なフィールドが出てきてしまったら、そこではよりいまの自分に合った情報を拾える。いまのトレンドは、自分に合ってるかということ。身近かということ。アフォーダブルなライフスタイルが好まれてるわけで、セレブで非現実な暮らしに憧れる人は減りました。

情報との付き合い方が進化して変わってきているから。

ましてや、東京にものが集中し続ける傾向も、まあ大勢は変わらないとして、緩やかにはなったと思う、地元で暮らすやり方もやっぱりある。ネットで大抵のものは買える、都心に出なくても困らないし。

本当なら感度の高いメディアたるもの、もっと早く動くべきだったと思うのですが…最新だった業界もいまや成熟した既得権益のるつぼ。そんなにすぐは変われなかったですよね。

動きが遅すぎて、雑誌自体好きじゃないと、ものすごく帰依してくれる人はいなくなったんじゃないかなー。

ビジネスの形も固定化してたものを早めに変えていれば、紙媒体というオフラインのモノベースを中心にしなくてもやっていけたろうに。それこそネットの情報に対価を払う尊い文化の先駆になったかもしれない。

こっちの業界のことはよくわかってませんけど、たとえば音楽業界とかは、比較的さっさとiTunes を取り入れて、利ざやは減ったとしても無理なく続ける道を選びました。物販を良い意味で見限って、データとしてよりどうやったら売れるかを考えた。

雑誌業界はできてない。ネットやってますけど、結局は本誌を売るためのロイヤリティ稼ぎだから。そうじゃないんだよねーと。

アップルのぶっ壊しという天変地異があった音楽業界に比べて、雑誌業界を冒したのは甘口の致死毒だったのかもしれない。地位にあぐらをかいて動かなかった結果、手先に血が巡らないと気づいた時にはもう遅い。

これからの時代、動かねば滅びる、というのを最近強く感じます。食うに任せて運動しなくても若い頃はいいんですよ、でも年取って代謝が落ちたら止めようもなく太ってる。そうなってからでは、遅いんだよねえ。

ご覧くださりありがとうございました。毎日更新を目指しています。是非また覗きにきてください。